旭東教会が立つ西大寺。この町は本当に暮らしやすい。
引っ越して来て3ヶ月が経ったけれど、その思いは深まってきた。
岡山の中心地に行かなければ買い物が出来ないわけでもなく、お医者さまも、余程のことがなければ、1時間を超えて病院へ、なんて言うこともなさそうだ。
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西大寺という町の名はこれまでのわたしの人生に登場したことはなかった。
ま、これは、稚内にしても、高田にしても、その他各地の教会も同列だ。
季候はと言えば、稚内と較べるまでもなく穏やかである。だって瀬戸内海に面してますもの。
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稚内では8月の中旬位から冬支度が始まる空気が流れはじめていた。
「春」「夏」「秋」「冬」「真冬」という《四季》ならぬ《五季》で、夏は本当にあっという間に駆けていったものだ。
ここ数日、猛烈な暑さが日本列島を襲いはじめて、北海道の気温分布図も容易にPCでみることが出来る。
帯広や北見、旭川、札幌が30℃を超えようとも、稚内はびくともしない地域だ。たぶん今年も25℃を超えることは一度くらいではなかろうか。
彼の地では、25℃を超えた途端「暑くてたまらない。30℃なんて考えられない」という声がよく聞こえて来た。
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西大寺市は1969年迄存在した市だということも私的には相当ポイントが高い。
だって、50年近く前まで、ひとつの市として機能していた町がここにはある、ということなのだから、だいたい何でもあるということだろう。
1969年当時の人口は48,500人だという。地域性がある程度明確にある所、そして、○○ニュータウン、というような町ではなく、ある程度の歴史があるところは、わたしにとっては嬉しいこと。
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岡山で住まいをさがす方、引っ越しを考えている方が居られたら、JRでも岡山駅まで20分以内で着くとろで、あちこち比較してみると良いと思う。
岡山の中心地に向かう利便性だけでなく、瀬戸内市方面、牛窓、邑久、長船という地域や備前市、和気町の豊かさも考えると、本当に見落としてはもったいないところではないか。
教会探しも、岡山の中心地でという方が多いような気がするけれど、実にもったいないことだと思う。旭東教会がある西大寺、日曜日の帰りの買い物にも絶対に困らない。
スーパーは、天満屋、リョービプラッツ、生協、マルナカ(イオン)、JA系スーパー、JA直売所、ハローズ、さらに少し足を伸ばせば、二つ、三つとあるのだから。
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魚の話のつもりが横道にそれっぱなしだった。
詳しくはいずれまた記そうと思うけれど、当然ながら、岡山のしかもこの西大寺に暮らし始めて食卓にのぼる魚が変わった。
生まれ育った家では鯛(タイ)の丸焼き(というのか?尾頭付き)は、正月に出てくるだけで、それ以外は、アジ、サバ、アジ、サバ、ブリ、クジラみたいな感じだった。
朝はめざしかミリン干しだった。
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本当にビックリなのが鯛(タイ)だ。
長さ30㌢には満たないけれど、かなりの厚みがあるものが300円を切る値段で、とあるスーパーでは当たり前に売られている。
これ特売ではない。
塩焼きにするとたまりませんな、これは。腐っても鯛は違う意味かも知れないけれど、とにかくうまい!
二人家族のわたしたち。鯛一匹を分け合って夕食に頂くと、終わりの頃には、もう入りません状態になる。
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過日は、平目だった。
とある方が、わたしたちがいつもお世話になっている魚屋さんで一緒に買っておきましょう、ということで声掛け下さった。
この刺身もよかった。
鰆(サワラ)だっておいしい。
鰯(イワシ)だって焼いても煮ても(梅ジャムを使うとこれがまた素晴らしい、妻がするのだが)最高!ということになる。
これらのお魚。
瀬戸内海がすぐ近くにあって、何か、絵を思い浮かべながら頂くからうまいのだろう。
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いやー、(誰に対してかわかりませんが)どうもスミマセン。
感謝だなぁと思うこの頃である。
妻もおかげさまでだいぶ元気になってきました。end
【追伸】
秋のあぶらの乗り始めた鰆(サワラ)が、またたまらないらしい。