2014年5月13(火) №133 『 こまった缶詰 「釧路のいわし 味付」のお話 』

こちらが驚きのうまさ【釧路のいわし 味付 固形量100グラム】。思い出すと、腹が減るというヤツです。
こちらが驚きのうまさ【釧路のいわし 味付 固形量100グラム】。思い出すと、腹が減るというヤツです。

こまった。

 

すごい「缶詰」に出会ってしまった。

 

誇り高く、自信に満ちた感じで、缶の表にはこう書かれている。

 

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良いものが獲れればそれを缶に詰めるのが缶詰職人。

 

当社釧路工場の目の前にある釧路港で水揚げされた鰯を醤油味の缶詰に仕上げました。

 

【釧路のいわし 味付 固形量100グラム】

 

釧路の職人達が造り上げた自慢の缶詰を数量限定でお届けします。

 

製造者 マルハニチロ北日本釧路工場

 

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思わず写真におさめてしまった缶詰。白ごはんとお茶、梅干しがセットだ。

 

恐るべしこの缶詰。本当にそう思った。

 

一昨日の、日曜日の昼飯のことだ。めずらしく、夕刻に予定されていた納骨式までほぼ何にも無い穏やかな午後。

 

実家に里帰り中の妻の留守の間、次は何を食べようかな、と心のどこかでいつも考えている。

 

作り置きしてくれたおかずを冷蔵庫や冷凍庫をまず見る。それから、差し入れに頂いたあれこれとか、お招きを受けての食事会とかもある。つい500円ほどを握りしめて行ってしまう、牛丼のすき家さん(吉野家、松屋は稚内にはない)も捨てがたい。

 

それぞれにありがたかったり、おいしかったりする。

 

しかし、おとといの昼ごはん。ひとり感動してしまった。本当にマイッタ。

 

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あまり大きい声では言えないが、最近、口にしたものの中で、一番食べたかった味ではないか、と振り返って見て思う。

 

稚内教会の会員「強さん」がお住まいの稚内市の恵比寿地区に「株式会社オホーツクニチロ宗谷工場」がある。いつも右手にニチロを見ながら、左折して「強さん」宅を訪ねる。

 

しかし、そこでは造られていない【釧路のいわし 味付】。

 

そりゃそうだな。鰯が揚がったとは、愛読紙『稚内プレス』にも書かれることは無い。

 

鰯は釧路に大量に揚がるのか。田村先生、そうなの? もしや、釧路はイワシ産業も、水中に潜っていく炭鉱と共にすごいのか。

 

【稚内のほっけ 味付缶詰】はおそらく、永遠にないだろう。ほっけは干物しかない。ま、フライにしても旨いが。

 

しかし、干物は焼かなければ食べられんから、缶詰の前に、勝負にならない。わたしの場合。

 

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NHKの午前中のラジオ第一放送の人気番組「すっぴん!」

 

《フードコート》という時間に「かんたん、かんげき、ハッピー缶づめ」なる番組があって、缶詰博士こと、コメンテーターの黒川勇さんの話をおもしろく聴いていた。

 

「カンニチハッー!」の挨拶から始まり、缶詰を侮ってはならん、とやさしい笑顔で教えて下さる。顔は見えないが。

 

でも、黒川さんも、【釧路のいわし 味付】は訳あって紹介出来ないだろうなと思う。

黒川さん程の人物が【釧路のいわし 味付】の美味しさを知らないはずがない。

 

でも、類似品というか競合品が存在しないから、唯一の商品を紹介することになってしまうのではなかろうか。

 

それゆえ、躊躇するだろう・・・・・、と勝手に想像。

 

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骨折しても、けなげに片手でジャガイモをむき、リンゴジャムを作ってくれていた妻には報告できないが・・・

 

【釧路のいわし 味付】。

 

明日は少し時間がありそうだから、買いに行こう。3缶いっちゃうかな。

 

嬉しいことに、【釧路のいわし 味付】の原材料は、ぜったいに安全そうだ。

 

〈 いわし、糖類(砂糖、糖みつ)、しょうゆ、しょうが汁、食塩 〉

 

うーん。

 

なかなか、サッパリしていていいじゃないか。ケチのつけようがない。

 

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缶詰と言えば、「鯖味噌」とか、「サンマの蒲焼き」と思い込んでいたが、時代は先に進んでいた。

 

缶詰の表書きにあるが、缶詰職人のど根性が、この一缶には込められている、と真面目に思う。

 

こんな美味しい缶詰があっていいのか。

 

いやー、参るな。

 

敬愛する東海林さだおさんのご本かマンガで取り上げて欲しいものだと思う。

 

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月火水木金土日。

 

毎日はいやでも、月・水・金くらい行けそうかなと思うのだ。札幌のニューオオタニや、グランドホテル、オークラの、朝の和定食の焼き魚は止めて、こっそり【釧路のいわし 味付】で勝負したらどうだろう。

 

大人気になるのではないか。

 

だって、小ぶりな鰯の味付けと言ったら、ほんと、食が進んで堪らなかった。

 

過日、札幌滞在中に頂いた、ホテルの朝食の焼き魚は、二日続けて「鮭のナンチャラカンチャラ焼き」で、肩を落としたものだった。

 

だが、【釧路のいわし 味付】だったら、朝は少食のわたしでさえ「おねえさん、ご飯、お替わりお願い」と言えそうだ。

 

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缶詰のツラガマエも、かなりの出来映えである。本当に映えている。

 

黒を基調にしつつ、緑色の北海道の大地を描き、太平洋に面した釧路の沿岸部を薄く、なぜか茶色に染め(薄味をイメージか)【釧路のいわし 味付】とぶち抜く。

 

缶の色がまたすごい。

 

白色の味噌味もあるらしいが、何か、この黒色というのは高級感があってたまらない。「これは、ひょっとして、カニ缶並みの特別に高価なやつのかい?」と思わせぶりである。

 

しかし安心あれ。中身は鰯である。

 

ネットでも、スーパーでもほぼ同じ。税抜き価格189円。税込みでも204円の超安心価格だ。

 

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皆さま、お試しあれ。

 

いやいや、もっとすごいのありますよならば、是非、メール下さい。

 

思いっきり腹を減らして、勝負してみませふ。

 

鰯さん。君は少しも「弱」くない。end

 

 

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