牧師というもの、いつ、何時、どこからの助けを求める声が聞こえてきても、すぐ対応。
ま、それが基本である。
幸い(いや、少し不幸か)、お酒の飲めないわたくし。へべれけを理由に「明日の朝まで待って下さいね」ということはない。
1年と少し前、あるご婦人から教会に電話があった。
はて、真利子さんから電話とは何事と思った。
「せんせい、今、忙しいでしょ・・・・」と。何やら思い詰めたようにも感じた声。
ご存知の方も少し居られるかな、このブログを読んでいる方。
1年前のその電話、続いたのはこんな言葉だった。
「早春の利尻富士が、今朝はあまりにうつくしいから、先生カメラ持って来なさい」という内容。
その時撮影したものが、教会で始めた利尻昆布バザーのラベルの写真となって、今に至っている。
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あれから一年と少し。
再び、真利子さんである。
「せんせい、昨日は週報ありがとうございました・・・・。今、先生、お忙しいでしょ!」
にぶいわたくしも、少し学習。
「真利子さん、ふつう、フツウですよ。利尻がキレイ?」
続いて真利子さん。「〇〇があるから、お昼に少し・・・」
「直ぐ行きます」と出かけた先にあったご褒美が上の〈幾枚かの写真〉と気ままフォトの部屋にある〈毛蟹さん〉。
毛蟹さん、お目々が少し怖いけど、今夜いただきます。
でもそれ以上に、ご馳走は、やっぱり、空と海と山と陽射し。そして今朝はカモメ。
春のやる気が出てくる嬉しい朝だった。
ちょうど一年前に稚内にやって来てくれた、神学生の洋一さんに、遊びにお出でと、メールを写真添付で送ってしまった。
スマン縣さん。end