何やら、あれやこれやと重なった週末から週明けだった。
と言っても、わたしの忙しさだから、たかだが知れているのだが。3年前位を振り返ると、元気になったものだ。
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先週の金曜日。おそらく日本一かわいらしい大学ではないかと思う(東京神学大学の方が小さいかな)稚内北星学園大学の会議に参加。
この大学、さまざまなおとなの事情もあり、あまり目立たないようにしているのだが、なんと建学の精神に「キリスト教精神の根底にある人間の自由と尊厳を重んじ平和を愛する人材を育成」と明記されている。
人口37,000人余りの小さな稚内市にある、貴重な公設民営大学なのだ。市民の税金だと思うけれど、大学が生まれた時には、稚内市の皆さんで力を注いでくださったそうだ。
わたしも微力ながらお手伝いに出かけている。
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翌日の午後(つまり土曜日)は、今、本当に目を離せなくなっている、憲法や平和について考える小さな集いの準備会が市内某所で行われたので参加。
これまた、出会うこと自体がありがたいみなさんとの小会議だった。互いに自己紹介をしながら心傾ける。わたしからすれば、人生の先輩が多い中で、共に歩み出そうということになった。
わたしは2つのことをお願いした。
「先生と呼ばれる方が多いようだけど、この会の性格を考えて、さん付けにしましょう。どなたも気楽に仲間入りできるのに大切な事ではないかと思うので・・・」
「大物を呼んだりして満足するのではなく、地道に発信を続けましょう。多くの人が多様な意見を交わしながら出会えるように」と。
秘密保護法成立に関しても、当然のごとく、語り合う場面もあった。
うれしいなと思ったことがある。
北海道新聞が、12月7日(土)の《社説》を、通常のページではなく、第一面において、【憲法を踏みにじる暴挙だ】の見出しでかかげていたことを知ったのだ。
日刊宗谷という地元紙も、10日位前だと思うが、明確な反対を論じる社説をかかげている。
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同日の夜には、再び、稚内北星学園大学へ。今度は妻と共にクリスマス会に参加した。
勇気をもって? 稚内教会のクリスマスのチラシを持参し、1分だけ時間をもらい、「クリスマスイヴにさみしい予定しかない方が居られた、ぜひ、教会に来て社会勉強してください」と伝えた。信徒の皆さんに、伝道を呼び掛けているからには、せめて、これくらいはしないと悔いも残る。
チラシは、キリスト教概論を受講していた女子学生が、「あ、森先生。わたし配りますよ」ということでお願いした。
うれしい声掛けを頂いた。
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12月8日(日)の礼拝後は、久しぶりにJRを使って旭川へ向かった。こちらのJRと言えば、当然、日本中をお騒がせしているJR北海道しかない。
宗谷本線も影響を受けていて、特急気動車(183系統)を使用しているサロベツ号は運休中。
代わりの快速は旭川まで2両編成の列車。一両はなんとお座敷列車なのだが、これまた居心地がわるく困ってしまい、早々にもう一両の方へ移動。それとて、本当に、こんな車両しかないんですか?というような列車で、何ともさみしかった。扉が開く度に妙に寒かった。
ガンバッテ欲しい、JR北海道。
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会議前に食事を済ませて来てください、というお達しがあったので、お隣のおばちゃまには申し訳なかったけれど、17時には弁当を開いてワシワシと食事を始めた。
最近、真面目な話、弁当がうまい。
何を隠そう、利尻昆布のお陰様なのである。ご飯をこんぶ水で炊いているので、冷めたご飯ほど、旨さが際立つのだ。あと、妻が発見した調理法でコンガリと焼かれたスーパーの半額になった牛肉の味噌漬けがこのご飯にピッタリと合う。
関心のある皆さん、美樹さんに作り方を問合せてください。
お弁当のチョーッといけてるおかずとして、これ以上のものはないのでは、と思う位に旨い。
ただし、お肉は半額を使用するのが我が家のruleであります。
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旭川では、敬愛する道北地区の仲間たち(信徒と牧師)と共に、来年1月13日~14日に旭川で開催される、第62回北海教区年頭修養会の準備実行委員会を行った。場所は旭川豊岡教会。
18時から23時までという変則な時間なのは、わたしの到着がどんなにガンバッテも18時過ぎになるためだ。教会の会議でこんなに熱心にやっている所って、ほかにはないのではと思う。頭が下がる。
ほぼ確実に400人を超える大集会を、北海教区は長年、一番集まるのがたいへんな時期を選んで続けて来たのだ。励まし合うためにかな、と思うが、守られることを願う。
講師はわたしの提案も組み入れられて、金香百合(きむかゆり)さん。楽しみだ。
司会の、韓守賢(はんすひょん)牧師は、時に熱くなりながらの、切り盛りだった。大先輩にも、「ちょっと-、〇〇先生、集中して下さいよー」と容赦ないのだが、それくらいでないと、乗り切れない会議だった。
お疲れさまです。
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終了後は、興部伝道所のの伊藤大道先生こと、チャーリーと二人で教会の2階で雑魚寝だった。消灯後、互いにひと言、二言口にしたものの、直ぐに深い眠りについた。
朝はJRの特急スーパー宗谷に乗り込む前に、わたしの案で旭川駅前の某ホテルに出かけた。
1050円のバイキングは値段に見合う内容で満足。
チャーリーは、「最近、わたし、一汁一菜なんです。だから、こんなご馳走、うれしいなぁ」と言う。「昼は蕎麦。夜はだいたい魚が多いんです。お魚頂くことが多いんです。先日もホッケを30匹頂いたので、粕漬けしてみました」と言う。
偉いなぁと思うが、嫁さんもらわんのかいとも思う。その後、あれやこれやと名寄まで喋くりながらご一緒した。楽しい時間だ。
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稚内には13時前に到着。いつもは南稚内駅で降りるが、あれこれ考えて、始めて、日本最北の駅、稚内まで乗ってみることにした。
うっかり愛用の何年も使って来たカシミアの帽子を車両に忘れてしまったりしたもので、駅員さんとも仲よくなってしまった。
バスに揺られて緑4丁目に向かうつもりが、バスは14時半位までないという。
仕方ないので、違う方向行きの路線バスに乗り込み、大黒付近で降りてからは、凍り付いた道をよろけながら牧師館へ帰った。
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ちいさな教会に仕えつつも、たくさんの方たちとの出会いが与えられ、共に何かたいせつなものを求めながら歩ませていただけること、幸せなことだと思う。
帰宅後も、いやいや道中も、利尻昆布バザー関連の問合せが入ったりした。これもまた、感謝なこと。だいたい日曜日に各教会でこんぶの取り扱いを相談してくださるので、日曜日・月曜日と連絡が入ってくる。
あれあこれやとあった週末から今日まで。クリスマスに向けて力を頂くことができた。神さま、ありがとうございます。end