今夜の森家の夕食。
ノシャップ岬にある、「稚内・あきかわ屋さん」という、それなりに知られたお店に立ち寄った時には必ずのぞく海産物の売場にあった、《北寄貝・ホッキガイ》のお刺身をおいしく口にした。
北寄貝をさばくのは妻。かなりの大型のもので、3個480円。このブログの中の「気ままフォト」にかつても感動して写真をUPしているかと思う。
たまらないおいしさであります。森家にお出での際に、ご希望があれば出てくるかも知れませんよ。
あきかわ屋さんの北寄貝は市内のスーパーや魚屋さんに並んでいるものとは、大きさだけでなく味が違う。どういうルートなのだろうか。こちらのお店、稚内近郊の海でとれているものしか置かれない。他のスーパーは、道内の様々な所から入荷しているようなのに。
きっと、頼りになる漁師さんと特別な関係があるんやろうなぁ、等といつも想像する。
レジのおばちゃんに「あきかわ屋さんの北寄貝、大きさも味も、他ともぜんぜん違いますよ・・・」と伝えると、どうもそういう自覚がなかったらしく、「大将に伝えておきます」と笑顔で言われた。
あきかわ屋さん、お土産ものだけでなく、地元の人向けにも、尽くしてくれているのであります。
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「やっぱうまいなぁ」と北寄貝のお刺身とゆめぴりかの新米をパクパクを口にし、満腹になった頃、妻がつぶやいた。
「うちー、お金 ないっちゃんねぇ」(by 博多弁です。 「ないっちゃんねぇ」を共通語に翻訳すると、〈やや困った顔をしながら 小声で〉「ないんだよなぁ」のニュアンス)
北寄貝3個を食べたからか、新米が出てきたからか? 何なんだ この言葉のタイミングはと思う。
しかしきっと、あれこれのやり繰りをしている人だけにしかわからないことがあるのだろう。
ありすぎて困るなぁという経験は一度もないので(お金です)、いつものことではあるけれど、聞き流しつつ、夜は更けていく。それしかない。
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その後、何やら片付けものをしていたかに見えた妻が、今度は、遠くで独り言のように何やらつぶやいた。
夫のさらなる推測では、どうも、何か食べられるモノが、押し入れに眠っていないか、さがしていたようでもある。わがやの押し入れ、食物倉庫を兼ねてます。
一時間半ほどしてからのことだった。
「 さっき あたしが、お金ないって 言うとったらぁ、キッコーマンのお醤油が2本、当たっとったぁ 」と、やや、申し訳なさそうに妻は言う。
これは、目には見えないお方に対しての懺悔だ。
「 醤油が押し入れから出てきたの? 」
「 メールが きとったぁ 」(多分、何かに応募していた模様)
この間の日曜日は、別名:「終末主日」だった。待降節・アドヴェントを前にしての一幕でした。悔い改めの季節到来です。
神さまありがとうございます。end
【追伸】
妻はこのブログをみてあらためてしみじみ言いました。「かみ・・・、不思議やんねぇーっ」(博多弁)と。11月12日(火)のアイスバーンでのスリップ事故の日には、「手作り味噌」を頂き、胸に抱いておりました。はい。
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《 あきかわ屋さん 》
稚内にお出での時、ここのお魚売場もご確認を。決して高い値段ではないものが、ひとつふたつは必ずありますから。例えば、夏頃かな、利尻島の甘エビとか絶品ですから。6月は、多分、ウニも並んでいるはず。あきかわ屋さんからは何も頂いておりません(^_^)ノ
【住所】097-0026 稚内市ノシャップ2丁目4-25
【TEL】 0162-22-4112
【ホームページ】http://www.akikawa.co.jp/