今朝7時、外に出ようとしたとき長袖のシャツだけでは寒いと思い、薄手のウインドブレーカーを羽織った。
散歩の時にすれ違う登校途中の南中の生徒さんたちは、大体、紺色のジャージーの上下を身にまとっているが、上着は今もネーム入りの長袖だ。半袖の子はいない。
まぁ、それはそれで、そんなに驚かないこと。
朝食後、「ひまわりはいつ咲くかなぁ」等と妻と話し、その後、来週に予定しているお尻の手術前と言うことで、2週分の週報の仕上げを牧師館で済ませ、妻のチェックをお願いした。仕上がったものを受け取り、教会に向かおうと思っていたら、電話。
夏休みに日本キリスト教会美深教会(教団ではありません)の説教応援においでになるという、60数年前に稚内教会草創時にご尽力くださった、深山佐太郎牧師のご子息・佑先生(東京・国分寺南教会牧師)からだった。
美深にお出での際、8月2日(金)に稚内教会を訪ねたいとのこと。うーん、退院した翌日かも知れない。にわかに忙しくなりそうだ。
実は深山佑先生。わたしが25年位前に、日本聖書神学校で学んでいた時、英語の講師として、注解書・[ INTERPRETATION シリーズ ]の「ローマ書」を教えて下さった先生なのだ(未だ発行されず)。好い加減なやり取りは決して出来ない。いやはやキリスト教界は狭いのぅ、まったく。
更に正直に告白すれば、去年、10月に教会創立51周年の祝いに備えて、教会の略史作りをしていた時に、深山先生ご一家のことを知り、電話を入れて当時の事情をインタビューしたりもしていたのですね、これが。
「略史や、佐太郎先生のお名前が記されている教団への加入申請の控えもありますから、コピーして近くお送りします」とお伝えしたものの、実は今も牧師室の片隅にクリップ止めした資料が埃をかぶり掛かっているのでした。
神さまゴメンナサイ。先生ごめんなさい。
そうかぁ、夏だなぁ、夏休みだから北海道で応援かぁ。それもいいよなぁ等と思いながら、気持ちを持ち直して玄関を開けると、1時間前とは全く違う、ころころと変わる稚内の見事な青空が見えた。曇天は完全にどこかに消え去り快晴じゃないか。
夏だなぁ-!と実感。そして10歩、教会への坂道をゆっくりとくだり始めた。
すると、晴れ渡った空のもと、お隣のお宅で庭の手入れをしているお姉さん(先に召されたおばあちゃんのお孫さん)の姿が見えた。さすがぁ、あのお花好きのおばあちゃんのお孫さんだぁ。草もちゃんと抜いてるし、きっと心優しい美人さんだぁ、と思った。
「おはようございまーす。いやー、きれいですねぇ」と声を掛けて挨拶を交わしていると、何やら目に入って来た花があるではないか。
あらっ、あらあらぁ? これ、コスモスじゃない。一輪、二輪と赤色の濃いピンク色のコスモスが咲いている。「もうコスモス咲いたんですねぇ」「これ、こぼれた種から咲いたみたいです」とお姉さん。
たしかさぁ、福岡では10月じゃなかったかなぁ、園児たちがコスモス刈りにバスに分乗して嬉々として田んぼに出掛けて行ったのは。
花の形が“桜”に似ているから、「秋桜」=秋の桜と書くと辞典にある。なるほどぉ。
紫陽花や向日葵よりも早く咲いたコスモス君(少しひ弱な男の子に見えた)。大地に落ちて、秋が来るのをズーッと待っていたんだよね。もう秋だって思ったんだね。ありがとう。仲よくしよう!end
追伸:コスモスは 「蒔いてから何ヶ月かで 発芽して咲く」というのも本当のようです。だから、花を咲かせた子に聞いてみないと、いつ、どうやってそこに落ちたかは分からないですね。一応添えておきます(^^♪