クリスマスの洗礼式を終えて牧師館に戻った時に始めたのはリビングルームの掃除機掛けだった。妻からのリクエストがあり、夕飯までの時間にせっせと掃除機をかけた。牧師館の補修工事が終わったのがたぶん9月末頃。それまでは、まめに掃除機を手にしていたのだけれど、いつの間にかその余裕がなくなっていた。
タイトルにした〈NHKラジオ 番組の途中ですが…〉とは何か。札幌を基点としたNHKのラジオ第一放送をわが家では比較的聴いている時間が多いのだが、しばしば、全国放送が流れている時に、スーッと音がフェードアウトし、NHK札幌局のアナウンサーの方が道路交通情報を語り始める。それがこの季節とても多くなって来た。
雪がまったく降らない時期でも、高速道路での事故情報が割と多く聞こえてきていたが、最近は、通行止め、あるいは通行止め解除の放送が、1時間に2,3度入ることもある。さらに、気象の情報も入る。竜巻とか暴風雪とかもある。
今日は、内閣総辞職と組閣が全国ではメインのニュースなのだが、おそらく、NHK札幌の方たちは、「はーい、道路情報入りまーす」というような具合に、いつでもOKの臨戦態勢をとっているのでは、と想像する。
そう、雪がにわかに多くなってきたのだ。先だっては、自家用車の腹が地面に擦るような状態になり牧師館の駐車場から出られなくなって、幼稚園のブルにも助けてもらい、JAFを呼んでというようなことになってしまった。
でもこれを薬にして、わが家でもせっせと雪かきをするようになった。隊長は妻で、彼女の腕はどんどん上がっている(ような気がする)。
当たりを冷静に見回して観察をしてみて分かったことは、「除雪はまめにやるしかない」ということのようだ。
除雪用の器具を届けてくださる方も居られた。あるいは、たまたまそのような状態を耳にされた、かつて仕えていた新潟でお世話になっいていた信者さんからも、丈夫なスノーダンプが届いた。新潟県の妙高市は豪雪地帯としても知られているのだが、新井という町にはなんとスノーダンプの有名メーカーがあったのだ。
わたしも新たに、ミツウマの長靴を購入。古くから小樽で長靴一筋のメーカーがあるのだ。教会のある方がさっそく気付いてくださり「先生の長靴、こっちで買ったの」「はい、ミツウマです」と胸を張った(あはは)。
「いやー、それいいわぁ。かーーなり、昔からあるもんなぁ」という会話も交わした。妻にも新品同様だが事情により休眠し掛かっていた長靴が届いた。
冬はまだ始まったばかり。散歩にはいけないぶん、二人でせっせと除雪で汗を流すのが、冬の一番のストレス解消かも知れない。NHKの第一放送から「番組の途中ですが・・・」が頻繁に聞こえて来る頃は、われらも出動のタイミングかも知れない。
きょうは吉永小百合さん主演の“北のカナリアたち”の二度目を観に行こうと予定していたが、吹雪そうなので安全第一を選択。取りやめとなった。この映画、稚内も含めて、礼文島や利尻、あるいは豊富といったこの地域が舞台の映画です。
もし、遠方でこのブログをご覧の方がおられましたら、それぞれの地域で、まだ“北のカナリアたち”をご覧になれるかも知れません。この映画お薦めします。名画の域には達していないけれど、良い映画です。子どもたちの歌声が心に響きます。わたしは最後ハンカチを握りしめてました。
“北のカナリアたち”は、稚内教会が立つ道北の冬を垣間見せてくれます。見て下さると、何となく応頂いているような気がします。よろしくお願いしまーーす。あっ、吉永小百合さんもすごい女優さんだと改めて気付きますよ。何がそう思わせるかは観てのお楽しみです(@^^)/~~~