稚内での暮らしが始まってからまる4ヶ月が過ぎました。きのうは、少し遅めの「花の日の礼拝」。でも、わたしの経験してきた「花の日」の中では、一番、可憐で、きれいなお花に包まれての礼拝となりました。教会の皆さんが、前日からのよい準備をしてくださったこともあったのだと思います。いや、ずっと前からあれこれ思い巡らして、すべてお庭から持って来られたお花ばかりでした。やがて、教会のホームページの写真館にupされるのではと思います。
礼拝では、賛美歌第2編の26番「ちいさなかごに」を歌い、みんなのこころは上向きでした(説教で下がったかも)。午後からは、ほんとうに小さな花かごを抱えて、幾人かのお宅を訪問。最後に訪れたのが、Sさんご夫妻でした。
10数年前から稚内での生活を始められ、たぶん永住を決意されて、丘の上の町に居を構えられたお二人。笑いがたえない会話の中、稚内の夏が話題になったときに、奥さまとは対照的に、口数の少ないご主人がぼそりぼそりと言われました。
「先生、あのー、春、秋、冬、真冬が稚内の四季ですから。夏はありませんよ」と。なるほど、北海道内でも30度を超える猛暑のニュースが聞こえて来ていながらも、稚内では25℃をほんの少しばかり越えたのがまだ2回だけ。きょうは20℃を下回っているかも知れません。わたしは相変わらず今日も長袖のシャツを着ていますから。
クリスチャンの精神科医として知られる、パウル・トゥルニエ先生が「人生の四季」と言われました。Sさんご夫妻が、お二人の人生の四季を受けとめながら、日々の歩みを深めておられることも感じているこの頃でしたから、余韻の残る言葉となりました。
わたしは今年、まだ一度も半袖で外を歩いてません・・・。どうしようかなぁ。このまま行くか。それとも……。それではまた。チャオ(^_^)/~